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2018年、キティマットリバー・フィッシングツアー

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今年も行ってきました、キティマットリバー

2018年4月、今年のキティマットリバーへのフィッシングツアーも無事?終了しました。

今年は私たちの前に2週にわたり、2組の日本人グループがこの地を訪れており、その様子を注視していました。
しかし、それがありえないほどの豪雪と低気温、おまけに渇水状態でかなり厳しく、皆さん苦戦している様子。
ガイドのトレーシー曰く例年より2週間ほど季節が遅れている様だとのこと。
恐る恐る現地の天気予報を確認してみると、私たちの週からは急速に気温が上昇、滞在中はほぼ雨とのこと。
「これなら何とかなるかも…?」と少し期待は高まるものの、今度はそれまで降り積もった雪が解けることによる濁りと水位が高くなり過ぎないか?という不安も同時に起こる。
そんな不安と期待がないまぜになりながら現地へ向かうことに…。

現地に着いてみると、やはりそれほど寒くはなく天気も悪くはなく、むしろ良い天気。
翌日からの釣りに期待が持てる。
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初日に初挑戦のOさんが…
初日は川の上下、2手に分かれて釣りをすることに。
急速に暖かくなり、時折小雨混じりの天気にもかかわらず水位はかなり低い状態で濁りもあまりない。
「もう少し水がほしいな…」などと思いながら川を下っていく。
川を下りながら、その変わりようにまず驚いた。
昨年川だったところに水がなく、全く別の場所に川ができているところが何か所もあった。
ガイドのGordonにそのことを言うと、昨年の大水で川が大きく変わったそうで、昨年よかったポイントがそうでなくなっていたり、新たなポイントができていたりと、1から探りなおしているといった状態。
川を下るルートも大きく変わっており、しかも渇水でラフトでも下るのが難しい箇所が何か所かある。
それをシーズンが始まる前から探り直し、この時点ではすっかり把握している辺り流石だと、改めてガイドの仕事のたいへんさとその仕事に感心させられる。
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この日は長く続いている渇水状態のためか、フレッシュな魚の供給があまりなく、その活性も低いのかいくつかのドリーバーデンとカットスロート、ベイビー・スチールが相手をしてくれるものの、なかなか”本命”は姿を見せてはくれない。「今日は何もおこらないかな?」などと思っていると…。
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今回スチールヘッドは初挑戦のOさんに最初のバイトが!
私は少し高い場所から見ており、その様子を写真に収めようとカメラを構えようとしたその時、今釣行初のスチールヘッドはその大きな魚体の輝きと飛沫を残して姿を消してしまった。
この日はその後まもなく終了。なんとも悔しい日となりました。

翌日はスキーナへ
翌日はジェットボートを出してスキーナ本流を釣ることになった。
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ラフトなど手漕ぎのボートでゆっくり川を下っていくキティマットと打って変わって、広大なスキーナ本流をジェットボートで疾走する釣りはまた違う趣きがあって楽しい(早いスピードによる風のため、寒いのが玉に瑕ではあるが…)。
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この日の釣果も結局はいくつかのドリーなどトラウトのみで終了。

3日目にしてようやく初スチールが…
3日目はまたキティマットでの釣りに戻ることに。
この日は1日目とはかなり様子が変わり、水位がかなり高く濁りもある。
少し増え過ぎの感じはするが、間違いなく新しい魚が入ってくる良いきっかけにはなっている筈。
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そうこうしているうちに、この日の釣りもそろそろ終わりが近づいたころ…。
私のロッドにようやく待望のスチールのバイトが…。
お客様の先を越すことになってしまったが、今釣行初のスチールヘッド、ここは何としてもキャッチしたい。
ガイドのGordが雪の川原を全力疾走してくる気配を感じながらファイトすること数分(いや、もしかしたら1分も立っていないかもしれない…)、
首を振りながら水面をバシャバシャとかき回す。ジャンプならまだよいが、この水面に出て首を振る行動は心臓に良くない。私の経験ではこの時にばれるケースが非常に多いのだ。…案の定というか、何というか…この次の瞬間あっさりとばれてしまった。
息を切らしながらネットを持って走ってきてくれたGordに申し訳ないという気持ちとばらしてしまった悔しさとが混ざりながらも、やはり魚は間違いなく入ってきている、まだチャンスはあるという確信のもと釣りを続行。
それから少し釣り下がったところで矢張りというか、何と!というか、2本目のテイクが…。
今度はなんとか取り込むことができた。
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サイズはそれほどではないものの、この際サイズは2の次ぎ。
かなりうれしい1匹となりました。
お客様の先を越してしまったのは申し訳なく思うものの、これは良いサイン。
この水が申し越し落ち着いたら更に良くなる筈。

4日目、再びOさんに!
4日目、少し水が落ち着いてきて、濁りもやや収まってきたこの日のキティマット。
この日のガイドは若いMike。
彼は前日川の下見で2本のスチールを掛け、1本の良いサイズをキャッチしている。
これ以上は無いという新鮮な情報である。
しかしながら、この日はトラウトのみ…

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これはドリーにしてはなかなかの良型。日本でこれが釣れたら結構喜ぶサイズだと思うんですが…

「今日はこれで終わってしまうのか?」等と思っていると…。
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Hさんの後ろを流していた、初日にばらしてしまったOさんのロッドに再びテイクが…。
しかしこれもおそらく数秒の後、大きな飛沫を残して…😢

そして5日目、最終日!
そしていよいよ最終日、川の状態は根滞在中もっとも良い状態。
懸念していた雨にも降られず、一旦増えた水が良い状態に減水してきている。
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そして、ついに、これまで”沈黙を守っていた”Hさんに待望の1匹が…!
この日のガイドのGordも大騒ぎでネットを持って駆けつける。
その次の瞬間…。痛恨のバラシ!
聞けばこの少し前にもわずかな感触があり、Gordがティップとフライの交換をアドバイス。
そのすぐ後の事だったそう。
かなり良いサイズだったようだった。

そしていよいよこの日も終わりに近づいて、最後に”目を付けていた”ポイント、3日目に私がキャッチしたポイントへ…。
丁度満潮近くになり、フレッシュな魚が間違いなく入ってきている筈(この場所は海から直線距離で数キロしかない)。
そして遂にというか、ようやくというか…私たちの対岸で釣っていたHさんのロッドが大きく曲がった。
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上流で待機していたGordが大慌てでボートを漕ぎ駆けつける。
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待ちに待った、待望の、1匹!

この後、私にもテイクがあり、少しファイトするものの、3日目と同じように水面で首を振られあえなくバラシ。

今年は昨年よりは厳しい部分はあったものの、帰りに飛行機の期待トラブルで帰りが1日遅れになってしまったことなどの”小さな”トラブルはあったものの、終わってみれば楽しい釣行でした。

今釣行で使用したタックル
Rod: O-REX Master Spey Carnwenhan #12'6" #5/6/7, Cliburn 13'6" #7/8/9
Line: NextCast Zone F1 525gr, Coastal F1 575gr等、シンクティップ各種
Flies: Intruder, Dirty Hoh, Sile Head bunny, Original Tube Flies etc.

























by blood-knot | 2018-04-18 09:43 | ツアー


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